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執事はお嫌いですか?
第3章 主人と執事の難問距離問題
つられて足を進めながら、おでこに手をやる。

は・・・!?
・・・・今、キス・・・したよな・・・?

「・・・・く、クロ!?」
「どうしました?」

清ました顔のクロは不思議そうに俺を見た。

「・・・・な、なんでも無いッ!」

・・・し、心臓痛い・・・・・
下校中の人に見られるかもしれないっていうのに、コイツは・・・・!

恥ずかしすぎて手で顔を隠すと、前でクロがクスリ。と笑うのが聞こえた。
結局、俺はそのまま手を引かれて帰るはめになってしまった。
















家に着くと、今朝のように着替えさせられた。
されている間に何度か軽いキスを受けたが、どうやらクロは機嫌が直ったみたいだ。

なぜか俺はキスは慣れっ子に・・・・

自分の部屋でベッドに腰掛けると、俺はうーん。と考え込む。

やっぱり気になる・・・・
もちろん主人としてもだけど、一番は、距離を縮めたいから・・・

あんな変態執事でも、これから一緒に暮らすわけだし・・・・
執事の個性は把握しとかないとな・・・

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