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執事はお嫌いですか?
第3章 主人と執事の難問距離問題
2
ちゃぷちゃぷと肌にかかる、暖かい水で目を覚ます―――
「んん・・・・」
「起きましたか・・・・」
目を開けると、目の前にいたのはクロ。
「ん・・・・何して・・・」
「お仕置き後、いきなり斎様が意識を失ってしまったんです・・・
それで仕方なく、私がお風呂に入れています。
なんせ、いやらし液でべたべたなので―――」
石鹸を泡立てて、俺の体につけると隅々まで洗い出す。
何をしているんだ・・・・・。と下を見てみると俺は真っ裸。
そしてクロは上半身裸。
「へッ!」
驚きであげた声は浴場に響く。
今の状況に加え、先ほどのこと・・・・
それにこの格好・・・
考え出すと一気に羞恥心がこみ上げてきた。
「ッ~・・・・クロ・・・」
「はい」
「今すぐ出て行け・・・・
俺が戻ってくるまで、リビングで正座して待っとけ・・・・」
恥ずかしさと怒りが入り混じり、顔が熱い・・・・
今すぐ逃げ出したい衝動に駆られるが、クロに色々と言いたいことがある・・・・
「かしこまりました」
クロは立ち上がると、浴場を出て行く。
出て行ったのを確認すると、はぁ・・・・とため息をついて体の泡を洗い流す。
ふいに前の鏡が目に入る。
高1にしては、小柄で細い・・・
クロに言われたことを思い出すと、うぅ・・・と悔しさが出て自滅・・・
水に滴る腕を擦りながら鏡を見てみる。
すると不意に見つけたキスマークは、同じところに重ねたように付けられているように見えた―――・・・
ちゃぷちゃぷと肌にかかる、暖かい水で目を覚ます―――
「んん・・・・」
「起きましたか・・・・」
目を開けると、目の前にいたのはクロ。
「ん・・・・何して・・・」
「お仕置き後、いきなり斎様が意識を失ってしまったんです・・・
それで仕方なく、私がお風呂に入れています。
なんせ、いやらし液でべたべたなので―――」
石鹸を泡立てて、俺の体につけると隅々まで洗い出す。
何をしているんだ・・・・・。と下を見てみると俺は真っ裸。
そしてクロは上半身裸。
「へッ!」
驚きであげた声は浴場に響く。
今の状況に加え、先ほどのこと・・・・
それにこの格好・・・
考え出すと一気に羞恥心がこみ上げてきた。
「ッ~・・・・クロ・・・」
「はい」
「今すぐ出て行け・・・・
俺が戻ってくるまで、リビングで正座して待っとけ・・・・」
恥ずかしさと怒りが入り混じり、顔が熱い・・・・
今すぐ逃げ出したい衝動に駆られるが、クロに色々と言いたいことがある・・・・
「かしこまりました」
クロは立ち上がると、浴場を出て行く。
出て行ったのを確認すると、はぁ・・・・とため息をついて体の泡を洗い流す。
ふいに前の鏡が目に入る。
高1にしては、小柄で細い・・・
クロに言われたことを思い出すと、うぅ・・・と悔しさが出て自滅・・・
水に滴る腕を擦りながら鏡を見てみる。
すると不意に見つけたキスマークは、同じところに重ねたように付けられているように見えた―――・・・