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執事はお嫌いですか?
第4章 主人と執事の迷想
「あ、お願いします。」
「はい」

何をするんだろう・・・と思って見ていると、突然顔が近づいてきた。
手が俺の頬に添えられる。

「えッなに・・・」
「すみません――」

そう聞こえた時はもう口は何かに塞がれていて、目を瞑った顔が目の前にあった。
舌がにゅるりと入ってくる。

「ッ・・・!」
「んっ・・・」

何してるんだ――・・・?と戸惑っている俺の耳には甲高い悲鳴しか聞こえてこない。

ぎゅっと腰に手をまわされる。
舌は隅の隅まで這わしてくると、俺の舌に絡ませ深く浅くを繰り返した。

「んぁッ・・・」

俺の吐息が多く出てくるのを図ったように、口は案外簡単に離れた。
落ち着くようにはぁ・・・と息をはくと、ぐいっと肩を引き寄せられる。

「榊先輩は俺のなんで、邪魔しないでね」
「はっ!?」

見てみると、俺にくっついていた女生徒ポカンとしていてあっさりと離れていた。
周りには軽く人だかりができていた。

「え・・・まっ・・・」
「ね、榊先輩」

へへっと可愛らしく笑うと、再び俺にキスをかましてきた。

コイツ何やって・・・・

「ほら、ね」
「え、あ、はい・・・?」

二度目の悲鳴が響く。

待て待て待て・・・何してくれてんの・・・
助けろ。とは言ったけど、このやり方は―――

「じゃ、俺、榊先輩一緒に帰るからー」

指を絡ませ、俺を引っ張って行く。

「ちょっと待て―・・・!」と言っても止まってくれない。
後ろからは、お幸せにー。という声が聞こえてくる。

何だコイツ――・・・?

不信感を抱いたものの、そのまま俺は付いて行くことしかできなかった。

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