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執事はお嫌いですか?
第4章 主人と執事の迷想
「と、泊まりに来るのは親同士が仲良くて何度も泊まりに来てたんだが・・・今回久しぶりで・・・その・・・クロのことを知らないから紹介するんだけど・・・」
「はい」
「だから・・・その、泊まりに来た奴の前で、は、恥ずかしいことは・・・ひ、控えろっ・・・!
も、もしキスとかっ、ベットの時とかのことしたらもう嫌いになるからな・・・!
それと、人前でキスするな・・・・!」
恥ずかしい単語を言うことが苦手なのか、恥ずかしいのか・・・。
顔真っ赤っかの斎は俯いていてもわかる。
素直すぎて、耳まで染めている――。
「斎くん、それ誘ってるんですか・・・?」
「はぁ・・・!?」
週末は過ごせない・・・。
けど、教えて欲しい。なんて軽いもんじゃなくて、斎が最高に照れている姿が見れた。
パチっと何か弾けそうで、斎を抱きしめそうで。
けど校内だし・・・
「わかりました。斎くんの命令ですし・・・。
できるかぎり頑張ってみますよ。」
「できるかぎりって――・・・!」
「時間も時間ですし、早く帰りましょう。
ね、斎くん」
「ん~・・・!」
斎は見るからに不満げな顔をしているが、あえて無視するのも楽しい。
斎こそが本物の天然。
自覚せずに煽ることばっかり。
「教室に行って、鞄、取ってきましょ」
「ん・・・」
俺は我慢しきれなくて、斎の小指を軽く絡めた。
「ば、クロ・・・!」
「すみません・・・でも、こうして無いと家まで我慢できません・・・」
「えッ!」
「帰ったら即効でキスです」
「今我慢しろって言ったばっかだろ・・・!」
「泊まり来るまではいいじゃないですか」
指を軽く絡ませるだけの繋ぎ方でも、俺は斎の温かみを感じでふわふわと気分が浮いた。
「今日の夕食何がいいですか?」
「何も考えてない・・・」
「でしたら、“クロの作ったものなら何でも美味しいからいいよ”と言ってくださると―――・・・」
「言わない・・・!」
すべすべで小さな手は、気持ちよくてあたたかかった。
「はい」
「だから・・・その、泊まりに来た奴の前で、は、恥ずかしいことは・・・ひ、控えろっ・・・!
も、もしキスとかっ、ベットの時とかのことしたらもう嫌いになるからな・・・!
それと、人前でキスするな・・・・!」
恥ずかしい単語を言うことが苦手なのか、恥ずかしいのか・・・。
顔真っ赤っかの斎は俯いていてもわかる。
素直すぎて、耳まで染めている――。
「斎くん、それ誘ってるんですか・・・?」
「はぁ・・・!?」
週末は過ごせない・・・。
けど、教えて欲しい。なんて軽いもんじゃなくて、斎が最高に照れている姿が見れた。
パチっと何か弾けそうで、斎を抱きしめそうで。
けど校内だし・・・
「わかりました。斎くんの命令ですし・・・。
できるかぎり頑張ってみますよ。」
「できるかぎりって――・・・!」
「時間も時間ですし、早く帰りましょう。
ね、斎くん」
「ん~・・・!」
斎は見るからに不満げな顔をしているが、あえて無視するのも楽しい。
斎こそが本物の天然。
自覚せずに煽ることばっかり。
「教室に行って、鞄、取ってきましょ」
「ん・・・」
俺は我慢しきれなくて、斎の小指を軽く絡めた。
「ば、クロ・・・!」
「すみません・・・でも、こうして無いと家まで我慢できません・・・」
「えッ!」
「帰ったら即効でキスです」
「今我慢しろって言ったばっかだろ・・・!」
「泊まり来るまではいいじゃないですか」
指を軽く絡ませるだけの繋ぎ方でも、俺は斎の温かみを感じでふわふわと気分が浮いた。
「今日の夕食何がいいですか?」
「何も考えてない・・・」
「でしたら、“クロの作ったものなら何でも美味しいからいいよ”と言ってくださると―――・・・」
「言わない・・・!」
すべすべで小さな手は、気持ちよくてあたたかかった。