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執事はお嫌いですか?
第5章 主人と執事とお客さんと
「あー!もう、うっるさい!撫でんな!」
「斎様はうるさい。しかレパートリーがないのですね」
「う、うる・・・!ッ~!あーもう!」
「はは、斎すごい弄られてるね」
「春は黙ってろ・・・!」
面倒な相手が二人に増え、俺は相手にできない状態になった。
上手く言い返してくるクロに、弄っているようなふざけているような声で言う春。
非常に面倒だ・・・
「もうわかった・・・クロには散々負けてるし、春はうるさいからもう負けでいい・・・
それでいいから静かにしろ・・・」
白旗を合図するとクロは「これくらいでへばっていては駄目ですね〜・・・」などと言葉を漏らした。
「弱くて悪かったな!」
「いえいえ。悪いなんて・・・滅相もないです。
ただ――・・・」
そっと耳元に息がかかる距離に近づく。
「今夜はもうちょっと弱気で素直でしたら嬉しいのですが・・・・」
「ッ〜・・・!」
耳を衝動的に抑えようとする手をぐっと我慢する。
春の前では辞めろ。と言ったのは、やはり簡単に効果は出なかった・・・・。
ちらりと春を見てると、ばちっと目があってしまった。
「仲、よろしいみたいで・・・・?」
「はい。それはもう」
「く、クロっ・・・!」
二人の間であたふたと様子を伺うが・・・・春は嫌なところでカンが良いから・・・・
「斎、顔真っ赤」
「う、うん」
多分、あっけなく初日で春に気づかれた・・・
しかもこんなすぐに――
「春、気にするな・・・何かを弄りたがるのは、いつものことだ・・・」
一つため息をついてクロを見ながら説明する。
クロは「そういえば、お茶がまだでした。」と席を外してキッチンへ向かって行く途中。
春は俺と共に背中を見ながら、首をかしげた。
「ん?
いつもって、あんな感じなの・・・?」
「ん、あぁ・・・・そうだけど」
春の以外そうな顔に疑問を抱く。
「――へぇ・・・・何か以外・・・・
てっきり、あまり人付き合いが好きじゃないかと思ってた」
「斎すごいね〜・・・・」となぜかいきなり関心した眼差しを向ける春にますます疑問・・・・
てっきり、なんやかんや訊かれるのかと思っていたんだが・・・・
「なにがだ?」
「――だって、学校でもあまり人と付き合わないというか・・・・
誰かと笑ってる姿なんて滅多に見られない。って先輩たちから聞いたことあるし・・・・」
「斎様はうるさい。しかレパートリーがないのですね」
「う、うる・・・!ッ~!あーもう!」
「はは、斎すごい弄られてるね」
「春は黙ってろ・・・!」
面倒な相手が二人に増え、俺は相手にできない状態になった。
上手く言い返してくるクロに、弄っているようなふざけているような声で言う春。
非常に面倒だ・・・
「もうわかった・・・クロには散々負けてるし、春はうるさいからもう負けでいい・・・
それでいいから静かにしろ・・・」
白旗を合図するとクロは「これくらいでへばっていては駄目ですね〜・・・」などと言葉を漏らした。
「弱くて悪かったな!」
「いえいえ。悪いなんて・・・滅相もないです。
ただ――・・・」
そっと耳元に息がかかる距離に近づく。
「今夜はもうちょっと弱気で素直でしたら嬉しいのですが・・・・」
「ッ〜・・・!」
耳を衝動的に抑えようとする手をぐっと我慢する。
春の前では辞めろ。と言ったのは、やはり簡単に効果は出なかった・・・・。
ちらりと春を見てると、ばちっと目があってしまった。
「仲、よろしいみたいで・・・・?」
「はい。それはもう」
「く、クロっ・・・!」
二人の間であたふたと様子を伺うが・・・・春は嫌なところでカンが良いから・・・・
「斎、顔真っ赤」
「う、うん」
多分、あっけなく初日で春に気づかれた・・・
しかもこんなすぐに――
「春、気にするな・・・何かを弄りたがるのは、いつものことだ・・・」
一つため息をついてクロを見ながら説明する。
クロは「そういえば、お茶がまだでした。」と席を外してキッチンへ向かって行く途中。
春は俺と共に背中を見ながら、首をかしげた。
「ん?
いつもって、あんな感じなの・・・?」
「ん、あぁ・・・・そうだけど」
春の以外そうな顔に疑問を抱く。
「――へぇ・・・・何か以外・・・・
てっきり、あまり人付き合いが好きじゃないかと思ってた」
「斎すごいね〜・・・・」となぜかいきなり関心した眼差しを向ける春にますます疑問・・・・
てっきり、なんやかんや訊かれるのかと思っていたんだが・・・・
「なにがだ?」
「――だって、学校でもあまり人と付き合わないというか・・・・
誰かと笑ってる姿なんて滅多に見られない。って先輩たちから聞いたことあるし・・・・」