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執事はお嫌いですか?
第5章 主人と執事とお客さんと
無駄に間を取る春は、気まずそうな言いにくそうな。

それが、逆に気になってしまう・・・。

「春?」

困った顔で頬を掻く春には珍しく、本気で悩んでいる様子。

「――いや実は、榊先輩、男子生徒とキスしたらしくて・・・」

「――・・・え?」

春が口に出した内容への返答。
一拍遅れて出たのは、気が抜けた間抜けな声。

「キス?」
「うん・・・」
「キス・・・」
「うん・・・」

キスってなんだっけ。と一瞬頭に浮かんでしまうほど、かなり驚いていた。

当たり前だ・・・。
普通、知り合いの人が同性とキスしたと聞いて驚かない人は居ない。

少し整理して、春の顔を見つめる。

「待て・・・。
キスって?」
「・・・い、斎大丈夫?」

クロがキスした。

しかも“男子生徒”と。

男子生徒と。

「な、なんでキス?」
「ん~・・・詳しいことはわからないけど・・・。

なんでも、女子生徒に絡まれた榊先輩がその男子生徒にいきなりキスされたらしくて――
そのまま、手引っ張られてどっか行っちゃったらしいよ。

というか、斎知らなかったんだ。
今すっごい流れてるのに」
「うん・・・初めて聞く・・・」

そんな話初めて聞いた・・・。
それになんだその少女漫画みたいな場面は・・・。

しかも、クロがキスされるって・・・。

あのクロがキスされるって・・・。


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