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執事はお嫌いですか?
第5章 主人と執事とお客さんと
え、あ、へ――・・・?
斎が・・・
斎が・・・
斎がありがとう。って――・・・
照れ屋で、素直じゃなくて、でも愛しい斎が・・・
手の甲を熱くなる顔にあて、溢れ出て抑えきれない気持ちを必死に隠す。
『クロ、執事やってくれて・・・あり・・・がと・・・』
『今日、凄く楽しくて春とクロで買い物できて・・・
そ、それに、毎日家も楽しくて・・・ご飯も、周りのこともやってくれて・・・
だ、だから、あ、ありがとう・・・って・・・
それだけだ・・・!』
頭の中で、何度も何度も響く斎の言葉、声――
照れ隠しで、誤魔化された感謝の言葉はぎゅんと俺の心を鷲掴んだ。
俺は、これから斎にどうやって接すればいいんだろう・・・
今すぐ、キスして、抱きしめて、喘がせて、気持ちよくさせて・・・また抱きしめて・・・
ずっとずっと、傍に置いていたい――
ずっとずっと、一緒に過ごしたい――
これは、欲張りだと思われてしまうだろうか――・・・?
背中から伺える。
わなわなと少し震え、春様との会話で必死に紛らわす様子が。
帰って、ふたりっきりになった時、めいいっぱい抱きしめて愛そう・・・
俺は、たぎった頬に冷たい手を当てながらそう思った。
エスカレーターで降りて、1階の食品売り場コーナーへ行くと、斎は最初と同じようにはしゃぎ出した。
周りにある食べ物をきょろきょろ見ては、頬をほころばせる。
「斎、こっちに魚いるよ」
「行く・・・!」
「では、私はカートと籠を持ってきます」
俺は、カートと籠の場所へ行くためにぱっと斎の手を離す。
ふっと、熱が名残惜しくなる・・・。
「斎様と春様は先に見ていてください。
私は、他に必要な物を見ながら合流します。
周る際、2人で今夜の夕飯考えておいてください。
後で、集まった時に私が材料を揃えますので・・・。
これでいいでしょうか?」
「ん」
「はい、了解しました」
春様と斎はルンルンで歩いて行くと、魚類コーナーに消えていった。
その姿を見ながら、俺はカートに籠を設置すると、野菜コーナーへ。
斎が・・・
斎が・・・
斎がありがとう。って――・・・
照れ屋で、素直じゃなくて、でも愛しい斎が・・・
手の甲を熱くなる顔にあて、溢れ出て抑えきれない気持ちを必死に隠す。
『クロ、執事やってくれて・・・あり・・・がと・・・』
『今日、凄く楽しくて春とクロで買い物できて・・・
そ、それに、毎日家も楽しくて・・・ご飯も、周りのこともやってくれて・・・
だ、だから、あ、ありがとう・・・って・・・
それだけだ・・・!』
頭の中で、何度も何度も響く斎の言葉、声――
照れ隠しで、誤魔化された感謝の言葉はぎゅんと俺の心を鷲掴んだ。
俺は、これから斎にどうやって接すればいいんだろう・・・
今すぐ、キスして、抱きしめて、喘がせて、気持ちよくさせて・・・また抱きしめて・・・
ずっとずっと、傍に置いていたい――
ずっとずっと、一緒に過ごしたい――
これは、欲張りだと思われてしまうだろうか――・・・?
背中から伺える。
わなわなと少し震え、春様との会話で必死に紛らわす様子が。
帰って、ふたりっきりになった時、めいいっぱい抱きしめて愛そう・・・
俺は、たぎった頬に冷たい手を当てながらそう思った。
エスカレーターで降りて、1階の食品売り場コーナーへ行くと、斎は最初と同じようにはしゃぎ出した。
周りにある食べ物をきょろきょろ見ては、頬をほころばせる。
「斎、こっちに魚いるよ」
「行く・・・!」
「では、私はカートと籠を持ってきます」
俺は、カートと籠の場所へ行くためにぱっと斎の手を離す。
ふっと、熱が名残惜しくなる・・・。
「斎様と春様は先に見ていてください。
私は、他に必要な物を見ながら合流します。
周る際、2人で今夜の夕飯考えておいてください。
後で、集まった時に私が材料を揃えますので・・・。
これでいいでしょうか?」
「ん」
「はい、了解しました」
春様と斎はルンルンで歩いて行くと、魚類コーナーに消えていった。
その姿を見ながら、俺はカートに籠を設置すると、野菜コーナーへ。