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大蛇
第16章 新たなミューズ
*
ルロイ・ソガがイオリへ配属されてから、アンヌは正直気持ちが軽やかになった。
ルナールら親しい女性たちを自由に屋敷に招くこともできるので、毎日が満ち足りて楽しかった。
そしてルナールに誘われ、社交界に顔を出すことも度々あった。
社交界一のプレイボーイであるドナシアンは、
社交界で見かけるアンヌの初々しい美しさに目を見張り、
そんな彼女を滅茶苦茶に乱れさせてやりたいと密かに思っていたのだ。
ドナシアンはアンヌを手中に落とすため、
愛人の一人を使いアンヌ宛てに手紙を書かせた。
「麗しのアンヌさん、私は貴女を一目見て恋に落ちてしまいました。
もしよろしければ、次の日曜日私のお家にぜひ遊びにいらっしゃってください。
アンヌさんと色々お喋りしたいのです。 ナタリー」
手紙を受け取ったアンヌは、女性の可愛らしい筆跡で書かれた文面に赤面した。
ナタリーという女性は知らなかったのだが、
きっと美しく聡明な女性に違いないとアンヌは夢想した。
アンヌは知らない相手だったので一瞬躊躇ったが、
好奇心がむくむくと湧き、結局ナタリーに会いに行ってみることにした。
ルロイ・ソガがイオリへ配属されてから、アンヌは正直気持ちが軽やかになった。
ルナールら親しい女性たちを自由に屋敷に招くこともできるので、毎日が満ち足りて楽しかった。
そしてルナールに誘われ、社交界に顔を出すことも度々あった。
社交界一のプレイボーイであるドナシアンは、
社交界で見かけるアンヌの初々しい美しさに目を見張り、
そんな彼女を滅茶苦茶に乱れさせてやりたいと密かに思っていたのだ。
ドナシアンはアンヌを手中に落とすため、
愛人の一人を使いアンヌ宛てに手紙を書かせた。
「麗しのアンヌさん、私は貴女を一目見て恋に落ちてしまいました。
もしよろしければ、次の日曜日私のお家にぜひ遊びにいらっしゃってください。
アンヌさんと色々お喋りしたいのです。 ナタリー」
手紙を受け取ったアンヌは、女性の可愛らしい筆跡で書かれた文面に赤面した。
ナタリーという女性は知らなかったのだが、
きっと美しく聡明な女性に違いないとアンヌは夢想した。
アンヌは知らない相手だったので一瞬躊躇ったが、
好奇心がむくむくと湧き、結局ナタリーに会いに行ってみることにした。