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大蛇
第4章 色欲の問答
彼にとって、これは夢のような出来事だった。

美しく淫乱なオルガは、ルロイの心の奥に燻っていた欲望に火をつけたのだ。

その欲望の炎は渇きに渇いていた心の中で、あっという間に激しく燃え盛った。

「いたいわ、ルロイ」

オルガはあまりに激しくルロイに自分の双丘を吸われたので、痛みを感じるほどだった。

「すみません」

「いいのよ、元気があって良いことだわ」

オルガはそう言うと、今度は彼の上に馬乗りになった。

「少し休んでいなさい。私がいいことしてあげるから」

オルガは濃厚な香りのオイルをルロイの上に垂らすと、掌で丹念に彼の肌をマッサージし始めた。

そして、はち切れんばかりに膨らんでいるルロイのペニスに手を添え、ゆっくりと上下運動を始めた。
「ああああっ!だめです、我慢できません!」

 ルロイはオルガに哀願するが、彼女は不敵に彼に微笑むだけだった。

 彼女は彼の一物の先をチロリと舐め、それからじっとり濡れた彼女自身の女性器にペニスをあてがった。

オルガのお腹を空かせた膣は、ルロイの純潔のペニスを易々と呑み込んだ。

ルロイの脳裏には、一瞬鈍く光る蛇が獲物を呑み下すイメージが走った。

自分は女蛇に貪り食われるのだ。

彼女の腹の中で消化され、彼女の血肉となるのだ・・・・・。

ルロイはオルガの腹の中で、抗いようのない快感に身を震わせていた。

オルガは夢中で腰を振り、ルロイの堅いペニスに膣壁を擦り付けている。

「はあっ、素敵よ、はあっ、ああっ、ああん・・・」

何という快楽だろう、これが俺の禁じていた色欲なのか・・・・・

ルロイはぼんやりする頭の中でそう考えた。

この女に全身食われてしまっても構わないほど、彼は淫らな悦びに喪心していた。

「あっ!」

やがてルロイは絶頂を迎えた。

マスターベーションをろくにしたことがないルロイにとって、初めてはっきりとオルガズムの感覚を味わった。

・・・・・これが肉の快楽というものか・・・・・ルロイは息を荒くし、流れ出る快い汗に思いの外爽やかな気分を味わった。
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