この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大蛇
第4章 色欲の問答

しばらくすると、ルロイはペニスをぬぐい、褥の下に落ちていた服をかき集めて身に着けた。

オルガはガウンを羽織り、清々しい表情で彼を見ていた。

「あなたはこれで、新しいルロイ・ソガに生まれ変わったわ。もっと快楽に素直になりなさい。私に言えるのはそれだけよ」

オルガは落ち着き払った様子でルロイにそう告げた。

「またお会いできますか」

ルロイは熱っぽい声で言った。

「さあ、わからないわ。私、もうあなたに興味を無くしちゃったから」

オルガの一言に、ルロイの心は打ち砕かれた。

彼にとっての「始まり」は、彼女にとっては「終わり」だったのだ。

そのすれ違いに悲しくなり、ルロイはとぼとぼと窓辺へ向かった。

もう日の出も間近だ。そろそろ戻らねば。

「世の中には星の数ほど女がいるのよ、ルロイ。明日にでもあなたは新しい娘と出会い、私のことなんか、そのうち思い出さなくなるわ」

ルロイはオルガの言葉が信じられなかった。

彼は既にオルガに骨抜きにされていたのだ。

「さようなら、楽しかったわ」

何の後悔も未練もないオルガは、ルロイを窓の外に追い立て、ぴしゃりと窓を閉じた。

ルロイは名残惜しそうに彼女の姿を追おうとしたが、オルガは分厚いカーテンを閉めてしまった。

仕方なく彼は屋敷を後にし、行為の後の火照った体を持て余しながら、のろのろと自宅に戻った。
/118ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ