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大蛇
第6章 再び蜜を味わって
オルガは、ルロイの熱い唇と冷たい手にどきりとする。

その手は胸を存分に弄った後、今度はスカートの裾から潜りこみ、彼女のストッキングに包まれた脚を撫でまわした。

その熱っぽい愛撫に、オルガは思わず溜息をつく。

屈するつもりはなかったのに、彼女の体はいう事を聞かない。

ルロイは、オルガのスカートの裾を捲りあげると、目の前の光景に息を呑んだ。

何と、オルガはストッキング以外、何も身に着けていなかったのだ。

むっちりした太腿にガーターベルトが食い込み、肥沃な三角地帯は可愛らしい小さな茂みに守られていた。

オルガは、秘密を見られてしまったような気まずさと同時に、ヘテロ男性にとってたまらないであろう、エロティックな自らの肉体を誇示したい気持ちを抱いていた。

彼女は常に下着を着けていなかったのだ。

いつ誰かに自分の大事な部分を見られてしまうかもしれないというスリルが、たまらなかった。

彼女はわざと脚を組み変え、秘められた部分をルロイにちらりと覗かせた。

ルロイは悪魔に憑りつかれたかのように目を見開き、僅かに見えるオルガの性器に視線を注いだ。

オルガの隠しどころは、触れてもいないのに濡れていた。

街灯に照らされ、夜露がきらりと光ったのを、ルロイは見逃さなかった。

「女は感じると濡れるんだぜ」というジャンの言葉が脳裏に過る。

ルロイはごくりと唾を呑み、「感じている」オルガのヴァギナに手を伸ばす。

彼の指はゆっくりとオルガの花弁を撫でてゆく。

彼女の体はびくんと震え、開いた口から吐息が漏れる。

ルロイの指がオルガの雌蕊を軽くつまむと、彼女はたまらなくなり、「やめて・・・」と切なげに言う。

ルロイは夢中で指を這わせ、ついに蜜の溢れ出る口の中に人差し指を差し込んだ。

オルガの中は温かく、幾重にも細かな襞が寄り集まっていた。

ルロイは襞をかき分けるように指を動かした。

「痛いっ・・・」

ルロイの下手な愛撫はオルガに痛みしか与えなかった。

彼女の中で、再び嫌悪感が芽生える。

しかし、ルロイは指を引き抜き、今度は唇と舌で彼女を可愛がると、思わぬ攻めにオルガは恍惚となった。

彼女の十分に潤ったそこは、ルロイの不意打ちにだらしなく涎を垂らした。
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