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大蛇
第6章 再び蜜を味わって
これが、夢にまで見たオルガとの二度目のセックス!
ルロイは今度は小刻みにピストン運動を繰り返し、ありったけの力を込めてオルガの肉体を味わった。
だが、経験の乏しいルロイは、最後の瞬間を見極める前に、オルガの中に射精してしまった。
彼女の性器から、白濁した液体が流れ伝う。
ルロイは慌てたが、オルガは極めて冷静だった。
「あたしの心配より、まずはあなたの心配をしなさい、ルロイ・ソガ」
ルロイはオルガの言葉の意味を考える間もなく、彼女の言わんとすることを理解した。
馬車はいつの間にかボーモン邸の前に停まり、門の前にはボーモン大佐の長い影が伸びていた。
「ルロイ・ソガ君。一緒に来てもらおう」
ボーモン大佐の有無を言わせぬ厳格な声がルロイに聞こえた。
ルロイは無抵抗で馬車から降り、ボーモン大佐に続いて敷地内へと進んだ。
彼は失職どころか、命を奪われることも覚悟していた。
彼は自分の人生に悔いなどなかった。
理性の塊だった彼に、肉体の快楽を教えてくれたオルガと、二度も濃厚に交わることができたのだ。
もし女の肌を知ることなく命を終えることになったら、きっと後悔していたに違いない。
最期にオルガと逢えて、本当によかった―――。
彼は思いのほか晴れやかな表情を浮かべていた。
二人は仄明るい屋敷内に入り、玄関を抜けて長い廊下を渡った。
ボーモン大佐は一言も言わず、ただ二人の靴音だけが響いていた。
ついに大佐はある部屋の前で止まり、ドアを開けて中に入った。
「君も入りたまえ」
ルロイは大佐に促され、部屋の中に足を踏み入れた。
大佐はランプを灯し、書き物机の前に腰を下した。
大佐の顔は灯りに浮かびあがったが、彼は全くの無表情であった。
「ルロイ・ソガ君。正直に答えたまえ」
「はい、仰せのままに、大佐」
この世に未練はないとはいえ、やはりルロイは迫り来る命の危険に恐怖を感じた。
「最初に誘ったのはどちらだね。妻か、それとも君か」
大佐は表情を欠いたまま言った。
ルロイは一瞬躊躇ったが、彼の軍人としての勇気がルロイの強張った口を開かせた。
「大佐、それは私です。遠慮なく罰をお与えください」
ルロイは大佐に跪く。
「ここで私を処刑してください。私は大佐殿の大切な奥方様を誑かした卑劣な男です」
ルロイは今度は小刻みにピストン運動を繰り返し、ありったけの力を込めてオルガの肉体を味わった。
だが、経験の乏しいルロイは、最後の瞬間を見極める前に、オルガの中に射精してしまった。
彼女の性器から、白濁した液体が流れ伝う。
ルロイは慌てたが、オルガは極めて冷静だった。
「あたしの心配より、まずはあなたの心配をしなさい、ルロイ・ソガ」
ルロイはオルガの言葉の意味を考える間もなく、彼女の言わんとすることを理解した。
馬車はいつの間にかボーモン邸の前に停まり、門の前にはボーモン大佐の長い影が伸びていた。
「ルロイ・ソガ君。一緒に来てもらおう」
ボーモン大佐の有無を言わせぬ厳格な声がルロイに聞こえた。
ルロイは無抵抗で馬車から降り、ボーモン大佐に続いて敷地内へと進んだ。
彼は失職どころか、命を奪われることも覚悟していた。
彼は自分の人生に悔いなどなかった。
理性の塊だった彼に、肉体の快楽を教えてくれたオルガと、二度も濃厚に交わることができたのだ。
もし女の肌を知ることなく命を終えることになったら、きっと後悔していたに違いない。
最期にオルガと逢えて、本当によかった―――。
彼は思いのほか晴れやかな表情を浮かべていた。
二人は仄明るい屋敷内に入り、玄関を抜けて長い廊下を渡った。
ボーモン大佐は一言も言わず、ただ二人の靴音だけが響いていた。
ついに大佐はある部屋の前で止まり、ドアを開けて中に入った。
「君も入りたまえ」
ルロイは大佐に促され、部屋の中に足を踏み入れた。
大佐はランプを灯し、書き物机の前に腰を下した。
大佐の顔は灯りに浮かびあがったが、彼は全くの無表情であった。
「ルロイ・ソガ君。正直に答えたまえ」
「はい、仰せのままに、大佐」
この世に未練はないとはいえ、やはりルロイは迫り来る命の危険に恐怖を感じた。
「最初に誘ったのはどちらだね。妻か、それとも君か」
大佐は表情を欠いたまま言った。
ルロイは一瞬躊躇ったが、彼の軍人としての勇気がルロイの強張った口を開かせた。
「大佐、それは私です。遠慮なく罰をお与えください」
ルロイは大佐に跪く。
「ここで私を処刑してください。私は大佐殿の大切な奥方様を誑かした卑劣な男です」