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大蛇
第2章 危険な出会い
確かに夫人は魅力的だが、彼女が原因で人生を棒に振るうことは、何としても避けなければなるまい。
だが、男性器の機能を失ったボーモン大佐の妻だ。
部下たる俺が彼女を慰めてあげる義務が・・・・・ここまで考えて、ルロイは赤面した。
まったく、何を考えているのだろう。
破廉恥極まりない男め。
とにかく、よこしまなことを考えている暇があったら、少しでも強くなれるよう体を鍛えるべきだ。
ルロイはそう思い、ボーモン大佐宅での晩餐を終えると、まるで逃げるようにいとまを告げた。
「もう少しゆっくりしていったら」
残念そうに引き止めるオルガの顔を直視することができず、ルロイは背中越しに別れの挨拶を告げた。
それから彼は全速力で走り出し、闇の中へと消えていった。
だが、男性器の機能を失ったボーモン大佐の妻だ。
部下たる俺が彼女を慰めてあげる義務が・・・・・ここまで考えて、ルロイは赤面した。
まったく、何を考えているのだろう。
破廉恥極まりない男め。
とにかく、よこしまなことを考えている暇があったら、少しでも強くなれるよう体を鍛えるべきだ。
ルロイはそう思い、ボーモン大佐宅での晩餐を終えると、まるで逃げるようにいとまを告げた。
「もう少しゆっくりしていったら」
残念そうに引き止めるオルガの顔を直視することができず、ルロイは背中越しに別れの挨拶を告げた。
それから彼は全速力で走り出し、闇の中へと消えていった。