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大蛇
第7章 二つの夜
オルガの言葉も聞かず、ルロイはオルガの体を弄り出した。
触られることはできないはずなのに、オルガは不思議と気持ちよくなっていた。
ルロイは叫び、欲望のままに腰を振った。
あまりに興奮していたため、ルロイはすぐに果ててしまう。
「若いのね。わたしもあなたを愛しているわ、ルロイ・ソガ」
にっこり微笑みながら、オルガはそう言った。
ルロイはあまりのことに驚き、言葉を失った。
「私も気が付いたの。実はあなたを愛していたことを。
失ってから気が付くなんて、少し遅すぎたけれど」
「遅くなんかありません、ぼくはまたあなたに会いたいと何度思ったことか!」
オルガは小さく笑い、ルロイの頭を撫でた。
「それならまた、私たちの愛の続きを始めましょうか。・・・森のホテル、木曜日五時にあなたを待っているわ」
彼女はそういうと、立ち上がって神殿の入口へ向かい、光の中へ吸い込まれていってしまった。
ルロイは、アンヌのすすり泣く声で目を覚ました。
ふと彼女に目をやると、剥き出しの性器から鮮血が流れていた。
ルロイは驚き、彼女が何者かに強姦されたのではと思った。
「大丈夫か、何かあったのか」
アンヌはルロイを指さしている。
そんな、まさかと思ったが、彼はオルガのつもりでアンヌを犯してしまったのではないかと思い至り、冷や汗をかいた。
アンヌは、眠っているときに突然自分に覆いかぶさり、ペニスを乱暴に無垢なヴァギナに突っ込んできたルロイの行動に驚いた。
ただ痛いだけで、何も感じなかった。
そして、昼間見た神殿の壁画を思い出し、アンヌははっとした。
これが男女の営みというものなのだろう。
これをするために人間は結婚し、異性と生活を共にするのだろうか。
ルロイさんは、「オルガ」という別の女性の名を何度も叫んでいた。
「もうこれで他の女を忘れられるよな」という、ジャンさんの言葉が気にかかる。
ルロイさんの昔のガールフレンドだろうか。
オルガさんは、ルロイさんとこれをするのが好きだったのだろうか。
どうしてこんな野蛮な行為を好きになれるのだろう!
アンヌは顔を覆い、溢れ出る涙をどうすることもできなかった。
ルロイは清潔なタオルでアンヌの体や褥を拭いながら、何度も「ごめん」と呟いた。
まるで小さな妹を犯してしまったようで、非常に嫌な気分だけが残っていた。
触られることはできないはずなのに、オルガは不思議と気持ちよくなっていた。
ルロイは叫び、欲望のままに腰を振った。
あまりに興奮していたため、ルロイはすぐに果ててしまう。
「若いのね。わたしもあなたを愛しているわ、ルロイ・ソガ」
にっこり微笑みながら、オルガはそう言った。
ルロイはあまりのことに驚き、言葉を失った。
「私も気が付いたの。実はあなたを愛していたことを。
失ってから気が付くなんて、少し遅すぎたけれど」
「遅くなんかありません、ぼくはまたあなたに会いたいと何度思ったことか!」
オルガは小さく笑い、ルロイの頭を撫でた。
「それならまた、私たちの愛の続きを始めましょうか。・・・森のホテル、木曜日五時にあなたを待っているわ」
彼女はそういうと、立ち上がって神殿の入口へ向かい、光の中へ吸い込まれていってしまった。
ルロイは、アンヌのすすり泣く声で目を覚ました。
ふと彼女に目をやると、剥き出しの性器から鮮血が流れていた。
ルロイは驚き、彼女が何者かに強姦されたのではと思った。
「大丈夫か、何かあったのか」
アンヌはルロイを指さしている。
そんな、まさかと思ったが、彼はオルガのつもりでアンヌを犯してしまったのではないかと思い至り、冷や汗をかいた。
アンヌは、眠っているときに突然自分に覆いかぶさり、ペニスを乱暴に無垢なヴァギナに突っ込んできたルロイの行動に驚いた。
ただ痛いだけで、何も感じなかった。
そして、昼間見た神殿の壁画を思い出し、アンヌははっとした。
これが男女の営みというものなのだろう。
これをするために人間は結婚し、異性と生活を共にするのだろうか。
ルロイさんは、「オルガ」という別の女性の名を何度も叫んでいた。
「もうこれで他の女を忘れられるよな」という、ジャンさんの言葉が気にかかる。
ルロイさんの昔のガールフレンドだろうか。
オルガさんは、ルロイさんとこれをするのが好きだったのだろうか。
どうしてこんな野蛮な行為を好きになれるのだろう!
アンヌは顔を覆い、溢れ出る涙をどうすることもできなかった。
ルロイは清潔なタオルでアンヌの体や褥を拭いながら、何度も「ごめん」と呟いた。
まるで小さな妹を犯してしまったようで、非常に嫌な気分だけが残っていた。