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大蛇
第3章 睨まれた男
ルロイは、オルガに会った日以来、彼女を忘れることに尽力した。
ボーモン大佐邸での晩餐の後、彼は町中を駆け抜けてから家路についた。
思い切り走ることでしか、彼のよこしまな思いは断ち切れなかったのだ。
しかしその夜、ルロイはひどくエロティックな夢を見た。
素肌の上に毛皮を纏ったボーモン夫人が、裸のルロイの体を撫でまわしている。
ルロイは彼女の柔らかく敏捷な手によって齎される快楽に喘ぎながらも、一方では彼女の手から逃れたいと必死になって抵抗していた。
だが彼の抵抗もむなしく、毛皮の隙間から覗く眩しい胸元に目が釘付けになってしまった。
その隙に、獲物の喉笛を噛み砕く肉食獣のように、オルガはルロイのペニスに素早く手を伸ばす。
「あっ・・・・・!」
悲鳴とも快楽とも取れる声を上げた瞬間、ルロイは目を覚ました。
股間に何か温かいものが伝っている。
それが精液であることに気が付くと、彼は自らの敗北を思い知った。
・・・ルロイは悔しかった。
彼は悔しさのあまり、涙を流した。
身を切る思いで修業を積んだのに、ボーモン夫人によって、いとも簡単に彼の鉄の心が踏みにじられてしまった。
ルロイはシャワーを浴び、涙と精液を流した後、出勤時間までひたすら腕立て伏せを続けた。
ボーモン大佐邸での晩餐の後、彼は町中を駆け抜けてから家路についた。
思い切り走ることでしか、彼のよこしまな思いは断ち切れなかったのだ。
しかしその夜、ルロイはひどくエロティックな夢を見た。
素肌の上に毛皮を纏ったボーモン夫人が、裸のルロイの体を撫でまわしている。
ルロイは彼女の柔らかく敏捷な手によって齎される快楽に喘ぎながらも、一方では彼女の手から逃れたいと必死になって抵抗していた。
だが彼の抵抗もむなしく、毛皮の隙間から覗く眩しい胸元に目が釘付けになってしまった。
その隙に、獲物の喉笛を噛み砕く肉食獣のように、オルガはルロイのペニスに素早く手を伸ばす。
「あっ・・・・・!」
悲鳴とも快楽とも取れる声を上げた瞬間、ルロイは目を覚ました。
股間に何か温かいものが伝っている。
それが精液であることに気が付くと、彼は自らの敗北を思い知った。
・・・ルロイは悔しかった。
彼は悔しさのあまり、涙を流した。
身を切る思いで修業を積んだのに、ボーモン夫人によって、いとも簡単に彼の鉄の心が踏みにじられてしまった。
ルロイはシャワーを浴び、涙と精液を流した後、出勤時間までひたすら腕立て伏せを続けた。