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大蛇
第14章 懺悔
ピストール邸を後にした車の中で、オルガは自分の身を汚らわしいと感じた。

男たちが貪った彼女の肉体は、ピストールによって浴室で洗われた。

しかし、彼の手で清められている間、再び興奮したピストールが彼女を犯した。

浴室の白いタイルに顔を押し付けられ、オルガは後ろから貫かれたのだ。

今、彼女は精根尽き果てていた。

早く眠ってしまいたい。

眠りだけが自分を癒してくれる。

オルガは家に着くと、服を着替えることもなくベッドに倒れ、そのまま眠りについた。

彼女は安らかな眠りの世界にいるはずだったが、まだ現実世界の生々しい悩みに囚われていた。

この穢れた心と体で、私はルロイのまっすぐな愛を受け止めることはもうできない。

私はあのような行為を嫌悪していながら、その実何よりも待ち望んでいたのだ!

男たちに完膚なきまでに犯され、尊厳を踏みにじられ、すべてを奪われることを!

そう考えて、オルガははっとした。

それは、私がルロイ・ソガにしてきたことと同じではないか!

彼の軍人としてのプライドを足蹴にし、

彼の守っていた貞操を奪い、

そして彼の人生を狂わせてしまったのは、他でもなくこの私だ!

オルガは手で顔を覆った。

涙も出ない。

ただ乾いた虚しさがそこにあるだけだった。


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