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第15章 楽園へ

その夜、ルロイは「エロティックな」夢を見た。

彼は大きな牝蛇に捕食され、自分自身がどんどん彼女の体内に取り込まれていくのだ。

ルロイは牝蛇の中で、じわじわ息ができなくなっていく。

彼女の体内は湿っていて暗く、樹液のような濃厚な匂いが漂っていた。

ルロイは無抵抗のまま、彼女に呑まれていく。

まるで、ずっと待ち望んでいたことのように。

ルロイは、自分が自分でなくなり牝蛇と一体化する瞬間、

感じたことがないほどの幸福感を抱いた。

ああ、俺はこの蛇に食われてこの蛇の肉体となるのだ！

それは、どんなに素晴らしいことだろう！

この時、ルロイは射精を感じた。

肉体なんてもはや無いはずなのに、

彼は自分のペニスが蛇の中でドクドクと熱い液体を放つのを、ありありと知覚したのだ。