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第4章 決別

女医はりえの入院する病院に訪れていた。
りえの話しを聞き、
DVはとりあえず今は離れるしか無いと伝えた。


頑張るより姿を隠すという事だった。


りえのみに執着するタクヤは
相当な時間が掛かるということを伝えた。


勿論、りえのユウイチとの関係は知っていて
愛し合っている事も女医は承知している。


ゆかりも何も無い土地に行かなくてはならないという過酷さだが、
りえは、可哀想なタクヤが自分が消える事で救われるのなら、姿を隠した方が無難だと思った。

幸いりえは資格を持っている。
仕事は探せばすぐに見つかるだろう。


もし、決心がついたなら
女医は力になるからと言い
病院を出た。