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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
りえのアパートに着き
りえはユウナをユウイチか、受け取った。

「明日、迎えに来るから」
と、りえに言った。

「ありがとうございました!本当、いて貰えて心強かったです。」
りえがお礼を言うと、
りえの頭をポンポンとして
ユウナを抱き抱えているりえを軽く抱き締めた。

「きっと、ユウヤくんは大丈夫だよ。」

そう言い
りえを部屋に入るように促した。


りえと別れた後、車の中で大きく深呼吸をすると
携帯電話の大量の着信とメールがあった。

事務所に帰り、一晩中その対応に追われた。
その仕事も、幸せな時間を送った後には苦では無かった。
守りたい人がいるとこうも簡単に頑張れる自分に驚いた。

愛が報われなくても
見守る愛でもいいと…

りえと子供たちが愛しく感じられた。


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