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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
ユウイチとりえの顔が近付き
見つめ合った。

ユウイチはりえの唇に自分の唇を付けようと
近付くと…

「ん…ママ。。。」
ユウヤが目を覚ました。

ユウヤを見ると
ユウヤはユウイチを見ると眠そうな顔から
嬉しそうな顔になり
ユウイチに抱き着いた。

「わぁ〜、うちに来てくれた!」

そして、カラーボックスから電車の絵本を取り出し
ユウイチに持って行き見せていた。

ユウヤの興奮した声にユウナも目を覚まし
ユウヤの隣に行って一緒に電車の絵本を見ていたが
ユウナは好きなキャラクターの絵本をユウイチに見せていた。

こんな夢にも思わなかった
この幸せな光景に
りえはまた涙ぐんで見つめていた。


ユウイチが時計に目をやると
午後10時を過ぎたところだった。

まだこの温かい幸せな空間に居たかったが
仕事がまだ溢れていた。

ユウイチが帰ろうと立ち上がると
ユウナが涙を溜めていた。

りえにそっくりな瞳が涙に溢れ堪えている姿に
胸が痛んだ。

「また、すぐ会えるから」
ユウナを抱き締めた。

ユウナはヒクヒクと泣いていたが
ユウナをりえがユウイチから受け取った。

三人でアパートの駐車場まで送り
車で帰るユウイチに手を振った。

ユウイチはサイドミラー越しに三人を見つめ
見えなくなるとルームミラーから見つめた。


息子のタクヤが居たのに
こんなふうに触れあった事はあったか
記憶を辿ってみたが思い出せなかった。
自分の親にタクヤを任せ、仕事ばかりして
空いた時間は趣味に使い
タクヤに申し訳なかったと改めて思った。


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