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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
夕食後にユウイチの部屋で
子供たちは大人しく遊んでいた。

ユウイチの部屋は綺麗な写真のついた本が多く
二人はそんな大人の本を見入っていた。

分からないとユウイチに説明を求めたりしていた。

りえはユウイチが疲れを取るどころか
余計に疲れさせているようで申し訳なかった。


が…ユウイチは
確かにまだ慣れない子供の相手に疲れはしていたが
仕事とは違う楽しい疲れだった。

「もう、8時よ。寝ましょう。」
りえは子供たちに言った。

「いやダァ〜お義父さんと寝る!」
二人はユウイチの布団にしがみつき
駄々をこねた。

「ダメよ、お義父さんは疲れているから…また明日にしましょう」

「せっかくお義父さんと一緒にいるのに」
二人はりえに抗議していた。

「俺も…一緒に寝たい」
双子の頭を抱き抱え
りえにユウイチも談判した。

二人はユウイチの言葉に喜び
「お義父さんと一緒に寝る〜!」

と、部屋を走り回って喜んでいた。
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