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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
和室に布団を三枚敷いた。

さて、どこに誰が寝るか…

結局、真中に子供を寝かせ
両脇にそれぞれりえとユウイチが寝ることにした。

子供たちははしゃぎ過ぎて
すぐにグッスリと寝入ってしまった。


りえは、ユウイチのクスリと水を持ってきて
渡した。
ユウイチが薬を飲んだ後に
りえは子供たちが無理を言って申し訳なく
ユウイチに謝った。

ユウイチは笑いながら
子供とりえのおかげで元気になったと
感謝した。

りえは首を振り
本当にユウイチに感謝している気持ちを伝え
ユウイチが倒れた姿を見て
身体が凍りついた事を伝えた。


ユウイチは、誰かに自分自信を
こんなに心配して貰うこともなく生きてきたので
嬉しかった。


ユウイチはりえの手を握り
自分の唇に持っていき
キスをした。

一瞬手を引いたが
ユウイチが強く手を握り離さなかった。

そして、りえをグイッと引き寄せて
りえにキスをした。

「りえ、愛してる。ずっと…ずっと愛してる。今はもっと愛してる。」

りえの手を握り、目を見つめ
ユウイチは言った。


りえの鼓動は激しく鳴り響いていた。

「お義父さん!」
りえは力一杯ユウイチを抱き締めた。



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