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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
りえは翌日、病院に行くとユウイチは帰る支度をしていた。

「帰るの?大丈夫なの?治療は?」
りえは慌てながらユウイチに尋ねた。

「大丈夫さ。だから帰るんだ。」

りえは、ユウイチは治療をしない選択をしたんだと思った。
りえは、足の力が抜け倒れ込んだ。

ユウイチは驚きりえを抱きかかえた。

「りえ?どうした?大丈夫か?体調悪いのか?」

ユウイチは死を選んだ…

りえの心は痛く重くなった。
目の前が真っ暗になってしまった。

りえは、何の反応も無く固まり
遠くをずっと見つめている。

ユウイチはタクヤに助けを求め
タクヤに病院まで来て貰った。

タクヤに経緯を話し、タクヤはりえを抱え病院を出た。
ユウイチはりえの乗ってきた車に乗り一人で帰った。

りえを車に乗せ、タクヤはりえに話し掛けたが
遠くを見つめたままだった。

タクヤはりえにどう話したらいいのか分からなかった。

りえをタクヤの家に連れて帰った。
そして、りえを抱き締めた。
りえは無表情だった。

りえをソファに座らせ
りえの前に跪きりえに話し掛けた。

「親父は…入院したり、治療したりして残りの一生を終えるより、精一杯生きたいんだそうだ。
りえや、ユウヤやユウナと一緒にいたいし、仕事もしたいそうだ。親父らしいじゃないか。りえもそんな親父だって分かってるだろ?親父だって死にたくないと思うよ。死にたくないから、頑張って生きたいんだよ。りえ…


りえの目から涙が溢れ、溢れ落ちた。

タクヤはりえを強く抱き締めた。




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