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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
「タクヤくんも、辛いよね。自分の父親だもの。ごめんなさい。私…タクヤくん。」

タクヤはりえに優しくキスをし
首筋にキスをした。

二人は悲しさを分かち合うように抱き合った。

悲しい瞳で見つめ合いながら
お互い労わりあいながらゆっくりと抱き合っていた。

涙を流しながら二人は抱き合いながら眠ってしまった。
辺りが薄暗くなり、気付いた。

二人は服を着、もう一度抱き締め合い
見つめ合いながら頷いた。

タクヤは、りえを家に送った。

辺りはもう真っ暗だった。

家に入ると、新井が夕食を支度してくれていて
ユウイチはソファで居眠りをしていた。
子供達はその傍でブロックを作りながら遊んでいた。

りえは新井にお礼を言い、夕食の手伝いを始めた。
子供達は、りえの帰宅を喜びながら足元にまとわりついてきた。

「御飯の支度中だから、後でね」
しゃがみながら子供達を抱き締めた。

新井の作る料理の匂いがりえを温かくしてくれた。


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