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第5章 月への道を

子供達は広い庭ではしゃいでいた。
新井は庭に生え出した草を取っていた。
子供達も楽しく手伝っていた。

「草取りなんてしたことなかったんだなぁ」
タクヤは子供達の様子を見ながら微笑んでいた。

「二人の為にパパは仕事を頑張るか！」
そう言い仕事を始めた。

タクヤはパパと呼ばれ嬉しかった。
前妻との子供はまだ喋らなかったからだ。

養育費は払っていたが
前妻は結婚し子供も養子縁組し
疎遠になっていた。

ユウイチは幸せそうなタクヤを見て
自分の選択は間違えていないと確信した。

りえに取ってもいい選択だと
ユウイチは思っていた。