この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
リベンジ!
第11章 父
両親は、暫く何も答えなかった。

隆盛は、頭を下げたままこの沈黙に耐えていて、あたしはオロオロと両親の顔色を伺うことしか出来なかった。

時計の秒針だけが、やけにコチコチと大きく聞こえてた。



「隆盛くん…頭を上げて下さい。」


ようやく、父が声をかけてくれた。


きっと、そう長い沈黙ではなかったかもしれない。

でも、あたしには時計の秒針の音が、やけにまだ耳に残っていて気持ちが悪かった。


隆盛は、ようやく頭をあげ両親に向き直った。


「 隆盛くん…、君はズルい男だな。

私の事を言われたら、君のマナー違反を非難出来ないね。

許すも何も、もう籍を入れてるじゃない。まぁ、私が反対する資格はないがね…。

ははっ、しかし君もずいぶんと新菜を永く想ってくれてたんだね。

あぁ〜…、新菜の何処がそんなに好きなんだい?」


父は、愉快そうに声をあげて笑いながら尋ねた。

あたしの、何処が好きか…それは、あたしも興味ある。

隆盛は、あたしなんかの何処がそんなに好きでいてくれたんだろう。


/164ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ