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リベンジ!
第13章 挨拶 2
今日は、土曜日だから診察は午前までだ。

病院に着いたあたしたちは、お昼休みまで暫く待つことにした。

病院の中を通る間、看護師さんたちが隆盛に声を掛けていく。

「 若先生、おはようございます。」


隆盛は、若先生と呼ばれているらしい。

この病院は、美人で若い女性の看護師さんが多い。産婦人科だから女性が多いのだろう。

通り過ぎる度に、あたしは看護師さんの好奇な目に晒されてるようで、冷や汗をかいた。

暫く病院内を歩いて、エレベーターで三階に登り、院長室と書いた部屋の近くで年配の看護師さんに出会う。

「 あら、ぼっちゃん。最近、お休みですけど、お楽しみですか?」

年配の看護師さんが、あたしを見て人懐こい笑みを見せた。

「 ああ、恵美子さん。紹介するよ、妻の新菜だ。
新菜、師長の鎌田 恵美子さんだ。」

あたしは、そう紹介されて

「 は、はじめまして…藤代 新菜と申します。」

「 新菜…もう滝沢 新菜だよ。」

「あっ、ごめんなさい。滝沢 新菜と申します。」

あたしは、緊張しまくりでアタフタと挨拶をした。


「 ええっ⁈ あの…ぼっちゃん、結婚したんですか?
初耳ですけど…。」

ぽっちゃりとした恵美子さんが、真ん丸の目をさらに広げて驚いた。

「 そう、結婚したから、もうぼっちゃんはやめてくれよ。恵美子さん、悪いけど親父とめぐちゃんに、ここで待ってるって伝えてもらえる?」


「 はい、ぼっちゃん…あっ、若先生。
それにしても、式には呼んで下さいよ。楽しみにしてますから。」


恵美子さんは、隆盛を優しい目で見つめるとあたしに会釈をして立ち去った。









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