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俺だけの女の子。
第9章 馨の兄貴
「よしよしちゃんと来たな」
「ま、俺をラブホに呼んだ時点で逃げる気ねえだろ」
「そうは言っても途中で嫌だって思うかもしれないし」
俺が家に着いた後、海斗兄に電話すると、「19時に来い」と呼び出されたのはファミレスだった。
俺が着いた時には三人の兄貴であろう人が入り口の喫煙席に座っていて、俺の品定めをしている。
「馨は……」
「軟禁中だ」
当たり前だけど馨の姿は見えなくて尋ねると、海斗兄が間髪いれずに答えてくれた。
馨の様子はどうだろう。
落ち込んでなきゃいいんだけど。
「馨……何か言ってましたか?」
「ん?ぶっ殺すって言ってた。お前のこと。ありゃーマジでキレてるな。俺が勝手に馨のクリームプリン食べた時よりキレてたぞ」
「ってか馨の部屋の壁大丈夫なの?あれ絶対母さんが見たら泣くよ?」
……聞かなきゃ良かったかも。
「ま、あらかた事情は馨から聞いた。俺と違って陸兄と蒼空兄は温厚だから安心しろ」
いやいや肝心の妹さんはどうなんですか。
「とりあえずアレだ。高梨だったか?あいつに告白させるように仕向けるんだろ?馨にもお前とヤるのは控えるように言っておいたからさ」
「あ、ありがとうございます」
「ま、俺をラブホに呼んだ時点で逃げる気ねえだろ」
「そうは言っても途中で嫌だって思うかもしれないし」
俺が家に着いた後、海斗兄に電話すると、「19時に来い」と呼び出されたのはファミレスだった。
俺が着いた時には三人の兄貴であろう人が入り口の喫煙席に座っていて、俺の品定めをしている。
「馨は……」
「軟禁中だ」
当たり前だけど馨の姿は見えなくて尋ねると、海斗兄が間髪いれずに答えてくれた。
馨の様子はどうだろう。
落ち込んでなきゃいいんだけど。
「馨……何か言ってましたか?」
「ん?ぶっ殺すって言ってた。お前のこと。ありゃーマジでキレてるな。俺が勝手に馨のクリームプリン食べた時よりキレてたぞ」
「ってか馨の部屋の壁大丈夫なの?あれ絶対母さんが見たら泣くよ?」
……聞かなきゃ良かったかも。
「ま、あらかた事情は馨から聞いた。俺と違って陸兄と蒼空兄は温厚だから安心しろ」
いやいや肝心の妹さんはどうなんですか。
「とりあえずアレだ。高梨だったか?あいつに告白させるように仕向けるんだろ?馨にもお前とヤるのは控えるように言っておいたからさ」
「あ、ありがとうございます」