この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
俺だけの女の子。
第10章 馨の高梨誘惑作戦
「……はあああ?航っ!おま、何であたしのことべらべら喋ってんだよ!」
「だってさ、山田が馨のこと好きとか言うし」
「や、だ、誰が、誰を好き、とか、し、知らねえけどさ」
「山田が馨を好きなんだって」
「何回も言うな!ちゃんと聞こえてるっつうの!」

馨は真っ赤になりながら、俺の背中をびしばし叩いた。

「で、誰なの?」

山田が横から割り込んできて、馨の顔を覗きこんだ。
さっきの『好き』が効いてるのか、馨が口をパクパクさせている。

「なっ、や、山田には関係ないだろ!」
「あるよ。好きって言っただろ?馨のこと」
「~~~~~っ!あ、あたしの好きな人はっ!」

ごくりと唾を飲み込んだ。
ずっと高梨だと思ってたから、すっげえドキドキする。
ってか消去法で考えてももう誰も浮かばない。

俺は祈るような気持ちで馨の言葉を待った。



「……………わ、航だけど?」



顔を耳まで赤くしながら、馨はそうひとことだけ呟いた。

いやいやいや。
嬉しいけど。嬉しいんだけど。
何か全然腑に落ちない。

「え!でもさ、前に誰かのこと『嫌いにはなれない。どっちかって言えば好き』って言ってなかった?あれ、高梨のことだと思ってたんだけど」
「は?ああ、あれ?あれは………言っていいのかなあ。あいつ、あんまり目立つの好きそうじゃないし」

/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ