この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
俺だけの女の子。
第10章 馨の高梨誘惑作戦
「馨、確かに山田の二股はゲスいけど、付き合うイコール結婚前提ってのは違うんだ。もちろん結婚前提で付き合う奴もいるとは思うし、俺もそのつもりだけど。けど高校生のほとんどのカップルは違うんじゃねえかな」

山田の胸ぐらを掴んでいた馨にそう伝えると、馨は驚いた顔をして、山田を床に落とした。
咳こむ山田は放置することにする。

「え……マジで?」

「うん。マジで。それ多分、お兄さんたちが馨をからかったんだと思う」

馨は放心状態で、ぶつぶつ言いながら教室に戻っていった。
とりあえず澤田がいるから馨を任せて大丈夫だろう。

「な、生きてる?」

山田をつついてみる。

「……まだ殴られてはないし、生きてるよ」

「で?どうすんの?馨は俺のこと好き、って言ってたけど」

「……お前、意外と性格悪いな。……わかったよ。諦めればいいんだろ。」

もともとそんな好きじゃなかったくせに。


晴れやかな顔の山田はちっとも悔しそうではなく、むしろ嬉しそうだった。


/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ