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俺だけの女の子。
第3章 昨日のリベンジは教室で
影田は本当に俺を認めてくれたらしい。
放課後、馨の追試に残る俺を見ても何も言わず、アニメ仲間と早々に帰っていった。

「珍しく影田が何にも言わなかったな」

朝の会話を知らない馨がいしし、と笑う。
俺が目の敵にされてたのは気付いてたのか。

「馨はちゃんと女の子だよ?」

ただ正義感が人より少し強かっただけで、馨がしたことは間違っていない。
兄貴のせいで歪んだのかと思ってたけど、そういうトラウマのせいもあったんだろう。

「は?キモいし。あたしがちゃんと女の子とかありえねえし」
「だって昨日可愛かったじゃん」
「っ!あ、あ、あれは!ゆ、油断してただけだし!今日はリベンジするんだからな!航なんかへろへろのぐでんぐでんだぞ!」

顔を真っ赤にさせながら馨が反論している。
言えば言うほど可愛くて、どうしてもからかいたくなってしまう。

「じゃあ、今から試す?」
「へ?な、何を?」
「追試の時間までもう少しあるだろ?昨日の続き。」
「や、こ、ここで!?」

机を挟んで座っていた馨のおっぱいをシャツの上からつついてみた。

「だ、誰か来るだろ!」
「来ないよ。ここ一番奥の教室だし。先生はスリッパの音が大きいからすぐに気付くし」

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