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俺だけの女の子。
第1章 俺の煩悩との戦い
だけど相手はこの馨だ。
中学は知らないけれど、高校に入って一年半。
馨の中に恋愛という要素は皆無と言っていい。
ブラはかろうじてしてるけどスポーツブラ。
化粧なんてもちろんしたとこなんか見たことないし、制服だってスカートの中にジャージをはいている。
これで抜けるんだから俺は相当頭のどっかがやられてるんだとは思う。
だけど仕方ないじゃん?
好きになっちゃったもんは。
だって巨乳のグラビアアイドルより馨のスポブラの方が抜けるんだもん。
……つくづく俺って変態だな。
「あ~!なるほどな!やっと分かった!サンキュー航!やっぱお前頭いいな!」
満面の笑顔を浮かべる馨。
いやいや俺もごちそうさまです!
「……高橋くん、どこ見て教えてたんだい?」
ぞわぞわっと背筋が粟立って後ろを振り返った。
クラスメートの影田が俺をじとりと見つめている。
馨と中学から一緒の影田は、馨本人は気付いてないなけれど馨の熱狂的なファンだ。
俺の邪な視線をどこかで見ていたらしい。
「ははは……な、何のこと、かな?」
「馨ちゃんを汚すのは君の腐った頭のなかだけにしてくれよ」
馨に聞こえないようにそう言うと、影田はアニメ雑誌を両手で抱えながら仲間たちのもとへと去っていった。
馨本人だけじゃなく、問題は山積みだ。
中学は知らないけれど、高校に入って一年半。
馨の中に恋愛という要素は皆無と言っていい。
ブラはかろうじてしてるけどスポーツブラ。
化粧なんてもちろんしたとこなんか見たことないし、制服だってスカートの中にジャージをはいている。
これで抜けるんだから俺は相当頭のどっかがやられてるんだとは思う。
だけど仕方ないじゃん?
好きになっちゃったもんは。
だって巨乳のグラビアアイドルより馨のスポブラの方が抜けるんだもん。
……つくづく俺って変態だな。
「あ~!なるほどな!やっと分かった!サンキュー航!やっぱお前頭いいな!」
満面の笑顔を浮かべる馨。
いやいや俺もごちそうさまです!
「……高橋くん、どこ見て教えてたんだい?」
ぞわぞわっと背筋が粟立って後ろを振り返った。
クラスメートの影田が俺をじとりと見つめている。
馨と中学から一緒の影田は、馨本人は気付いてないなけれど馨の熱狂的なファンだ。
俺の邪な視線をどこかで見ていたらしい。
「ははは……な、何のこと、かな?」
「馨ちゃんを汚すのは君の腐った頭のなかだけにしてくれよ」
馨に聞こえないようにそう言うと、影田はアニメ雑誌を両手で抱えながら仲間たちのもとへと去っていった。
馨本人だけじゃなく、問題は山積みだ。