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俺だけの女の子。
第1章 俺の煩悩との戦い
「もうすぐ10月だな……」

どちらにしてもこんな光景が見れるのもあと少しだ。
衣替えが行われればシャツの上にセーターを羽織ることになる。
それでも襟から見えることにはかわりないが、セーターの分見えづらくなるのだ。
ここは何としても目に焼き付けておきたい。

「おう!文化祭だよな!」

ガバッと足を開きながら馨が椅子にもたれた。

ジャージをはいていると分かっていても、ついついスカートの中に視線がいってしまった。
だけど予想を遥かに越えた白い物体に俺は目を疑う。

え、いや、えっと……パンツ?
あれパンツだよな?
いやいやいや、さすがに馨もジャージはいてない時にこんな足広げないだろ。
ってことは何か?
あれは白いブルマなのか!

なんだ、驚かせるなよ……ってんなわきゃねえ!

「か……馨?」
「何だよ」
「えっと……その…」

なかなか一歩が踏み出せない。

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