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俺だけの女の子。
第3章 昨日のリベンジは教室で
「マジか。まあ椎名ならありえない話じゃないよな。って困ったな」
「先生、バスケ部の顧問すよね?何なら俺が馨に追試受けさせときましょうか?」
水沼が上下黒のジャージ姿だったのを見てピンときた。
そういや水沼はバスケ部の顧問で。
しかも大会が近いはず。
うちのバスケ部は結構強いらしいから、悪い話ではないはずだ。
「あー、まあ、そうだなあ……」
よっしゃ!これで水沼回避!
「けどさすがに生徒にテスト渡すわけにはいかないからなあ」
え!ダメ?本試験じゃないじゃん!
どうせ追試だろ?
心の中ではパニクりながらも、態度はいつもと同じよう努めた。
考えろ!考えろ、俺!
もう一人の俺が頭の中で催促してくる。
ちょ、待てよ!今考えてるっつうの!
「そうだ。高橋」
「は、はいっ!」
「……無駄に返事だけいいな。ま、いいや。椎名がトイレから戻ってきたら追試は無しって言っといてくれるか?」
緊張から上擦った声で返事をした俺を訝しむ水沼だったけど、すぐに表情を戻した。
「あいつには追試より体動かす方が似合ってるだろ。追試の代わりに1週間以内にプール掃除やっとけって言っといて」
「先生、バスケ部の顧問すよね?何なら俺が馨に追試受けさせときましょうか?」
水沼が上下黒のジャージ姿だったのを見てピンときた。
そういや水沼はバスケ部の顧問で。
しかも大会が近いはず。
うちのバスケ部は結構強いらしいから、悪い話ではないはずだ。
「あー、まあ、そうだなあ……」
よっしゃ!これで水沼回避!
「けどさすがに生徒にテスト渡すわけにはいかないからなあ」
え!ダメ?本試験じゃないじゃん!
どうせ追試だろ?
心の中ではパニクりながらも、態度はいつもと同じよう努めた。
考えろ!考えろ、俺!
もう一人の俺が頭の中で催促してくる。
ちょ、待てよ!今考えてるっつうの!
「そうだ。高橋」
「は、はいっ!」
「……無駄に返事だけいいな。ま、いいや。椎名がトイレから戻ってきたら追試は無しって言っといてくれるか?」
緊張から上擦った声で返事をした俺を訝しむ水沼だったけど、すぐに表情を戻した。
「あいつには追試より体動かす方が似合ってるだろ。追試の代わりに1週間以内にプール掃除やっとけって言っといて」