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俺だけの女の子。
第5章 馨の敵と初体験

放課後、嫌がる馨を教室に置いて、俺は生徒会室に向かった。
副会長の篠田は俺と小学校と中学校が一緒で、仲のいい友達の一人だ。
本当は部外者なんだけどたまたま会計の子が休みだったらしく、メンバーとして入り込ませてもらった。
「では、よろしくお願いします」
会議室には長机が並べられ、北高と南高で一列にそれぞれ座っている。
机の上にはネームプレートが立てられていて、すぐに高梨の顔を確認することができた。
「書記の高梨 亨です。頭のレベルが違うとは思うんですが、できるだけ下げてあげながらこれから頑張っていきたいと思います」
……何だ。こいつは。
南高の生徒会長と副会長が普通に自己紹介をした後、高梨のした挨拶がこれだった。
当然俺たち北高は明らかにムッとした空気になる。
確かに南高は進学校だが、レベル的にはそれほど変わらないはずだ。
こんなふうに言われる筋合いなんてない。
「ごすっ!」
嫌な空気の中に鈍い音が響き渡る。
みんなが一斉に音がした方へと顔を向けると、いつの間に入ってきたのか、馨が高梨の頭を殴り付けているところだった。
副会長の篠田は俺と小学校と中学校が一緒で、仲のいい友達の一人だ。
本当は部外者なんだけどたまたま会計の子が休みだったらしく、メンバーとして入り込ませてもらった。
「では、よろしくお願いします」
会議室には長机が並べられ、北高と南高で一列にそれぞれ座っている。
机の上にはネームプレートが立てられていて、すぐに高梨の顔を確認することができた。
「書記の高梨 亨です。頭のレベルが違うとは思うんですが、できるだけ下げてあげながらこれから頑張っていきたいと思います」
……何だ。こいつは。
南高の生徒会長と副会長が普通に自己紹介をした後、高梨のした挨拶がこれだった。
当然俺たち北高は明らかにムッとした空気になる。
確かに南高は進学校だが、レベル的にはそれほど変わらないはずだ。
こんなふうに言われる筋合いなんてない。
「ごすっ!」
嫌な空気の中に鈍い音が響き渡る。
みんなが一斉に音がした方へと顔を向けると、いつの間に入ってきたのか、馨が高梨の頭を殴り付けているところだった。

