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俺だけの女の子。
第5章 馨の敵と初体験

「かかかか馨!何してんだよ!」
慌てて俺は馨を羽交い締めにした。
何だか高梨が机にめり込んでる気がするのは……気のせい、気のせい。
「だってこいつ今だにこんなこと言ってっかさらさあ!」
今にも蹴りが入りそうでとりあえず馨を北高側に座らせた。
けどヤバいと思ってるのは俺だけみたいで、北高の奴らも南高の他の奴らでさえ笑いをこらえているようだ。
「す、すみません」
何故か部外者の俺が謝っておいた。
ま、馨の保護者ってことで。
「……し、椎名くん。君はまだそんな野蛮な男みたいなことをやってるのかい?」
「はあ?お前に言われたかねえんだけど。高梨もまだそんなふうに人を見下してんの?いい加減自分を見つめ直せば?そのうち誰も相手にしてくれなくなんぞ」
ふふん、とせせら笑う馨に高梨は顔を真っ赤にさせて憤慨した。
いや、まあ、気持ちは分かる。
馨ってストレートだし。
「き、き、君こそどうせ彼氏の一人もいやしないんだろう!君みたいな女なんて干からびて一人で寂しく生きる運命なんだ!」
慌てて俺は馨を羽交い締めにした。
何だか高梨が机にめり込んでる気がするのは……気のせい、気のせい。
「だってこいつ今だにこんなこと言ってっかさらさあ!」
今にも蹴りが入りそうでとりあえず馨を北高側に座らせた。
けどヤバいと思ってるのは俺だけみたいで、北高の奴らも南高の他の奴らでさえ笑いをこらえているようだ。
「す、すみません」
何故か部外者の俺が謝っておいた。
ま、馨の保護者ってことで。
「……し、椎名くん。君はまだそんな野蛮な男みたいなことをやってるのかい?」
「はあ?お前に言われたかねえんだけど。高梨もまだそんなふうに人を見下してんの?いい加減自分を見つめ直せば?そのうち誰も相手にしてくれなくなんぞ」
ふふん、とせせら笑う馨に高梨は顔を真っ赤にさせて憤慨した。
いや、まあ、気持ちは分かる。
馨ってストレートだし。
「き、き、君こそどうせ彼氏の一人もいやしないんだろう!君みたいな女なんて干からびて一人で寂しく生きる運命なんだ!」

