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俺だけの女の子。
第5章 馨の敵と初体験
馨のこめかみにピシッと血管が浮いたような……浮かなかったような……
「ふん!どうせ高梨だって童貞だろうが。何が彼氏だ。彼女ができてから言ってもらおうじゃねえか」
馨のこの言葉に、どや顔をしたのは高梨だった。
あ、これ、ヤバいパターンじゃない?
もしかしている的な感じじゃない?
「言っとくけど僕は童貞でもないし、彼女だっているよ?」
「……はあああ?嘘ぶっこいてんじゃねえぞ!誰がお前となんか付き合うんだよ!」
馨、口悪すぎだから。
「えーと、し、椎名さんでいいのかな?」
南校の生徒会長が遠慮がちに声をかける。
「何だよ」
「ちょ、椎名くん!うちの生徒会長に向かってその口の聞き方はなんだい!」
「うっせえな!何でお前にいちいち口の聞き方で注意されなきゃなんねんだよ!」
「はいはい。そこまで。僕は大丈夫だから高梨くんも黙って」
生徒会長の一声で高梨も、そしてあの馨でさえも黙った。
「とりあえず、北高のみなさんにはすみませんでした。レベルがどうとか失礼なことをうちの高梨が言ったことをお詫びさせて頂きます。」
深々と礼をする生徒会長に、北高のみんなも緊張を解いた。
「ふん!どうせ高梨だって童貞だろうが。何が彼氏だ。彼女ができてから言ってもらおうじゃねえか」
馨のこの言葉に、どや顔をしたのは高梨だった。
あ、これ、ヤバいパターンじゃない?
もしかしている的な感じじゃない?
「言っとくけど僕は童貞でもないし、彼女だっているよ?」
「……はあああ?嘘ぶっこいてんじゃねえぞ!誰がお前となんか付き合うんだよ!」
馨、口悪すぎだから。
「えーと、し、椎名さんでいいのかな?」
南校の生徒会長が遠慮がちに声をかける。
「何だよ」
「ちょ、椎名くん!うちの生徒会長に向かってその口の聞き方はなんだい!」
「うっせえな!何でお前にいちいち口の聞き方で注意されなきゃなんねんだよ!」
「はいはい。そこまで。僕は大丈夫だから高梨くんも黙って」
生徒会長の一声で高梨も、そしてあの馨でさえも黙った。
「とりあえず、北高のみなさんにはすみませんでした。レベルがどうとか失礼なことをうちの高梨が言ったことをお詫びさせて頂きます。」
深々と礼をする生徒会長に、北高のみんなも緊張を解いた。