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俺だけの女の子。
第6章 澤田の恐ろしい技術と馨の変貌
俺の心配をよそに、澤田に「絶対にいつものような歩き方しないでね」と念を押されたからか、隣を歩く馨は真剣な顔で前を見ている。
何かそれはそれで不自然なんだけど。
「な、このまま航んち寄っていい?」
「いいけど何で?」
「この顔で帰ったら兄貴たちが倒れそうだから」
あ、納得。
しかも倒れるだけじゃ絶対済まないしな。
彼氏ができたんじゃないかって大騒ぎになるわ。
「な、ちょっとは可愛いか?」
意識してるつもりはないんだろうけど、身長差もあって上目遣いになった馨に、俺はあろうことか半勃起ちした。
こんな公衆の面前で。
けど今のは馨も悪い。
上目遣いでそのセリフはダメだろ。
「やっぱ変?」
「い、いや……か、可愛いと思うけど」
「じゃあムラムラする?」
「……え?」
「ムラムラするかって聞いてんだよ」
いや、するよね?
普通するよね?
好きな女の子が可愛いカッコしてたらムラムラはしちゃうよね?
俺、間違ってないよね?
「……ごめんなさい。ムラムラします」
「ふーん。じゃ、今日もしようぜ?」
「何を?」
「何ってセックスに決まってんじゃん」
今の流れでどうしてそうなったのか全然理解できなかった。
ただ分かるのは期待してしまう情けない俺の心情だけだ。
何かそれはそれで不自然なんだけど。
「な、このまま航んち寄っていい?」
「いいけど何で?」
「この顔で帰ったら兄貴たちが倒れそうだから」
あ、納得。
しかも倒れるだけじゃ絶対済まないしな。
彼氏ができたんじゃないかって大騒ぎになるわ。
「な、ちょっとは可愛いか?」
意識してるつもりはないんだろうけど、身長差もあって上目遣いになった馨に、俺はあろうことか半勃起ちした。
こんな公衆の面前で。
けど今のは馨も悪い。
上目遣いでそのセリフはダメだろ。
「やっぱ変?」
「い、いや……か、可愛いと思うけど」
「じゃあムラムラする?」
「……え?」
「ムラムラするかって聞いてんだよ」
いや、するよね?
普通するよね?
好きな女の子が可愛いカッコしてたらムラムラはしちゃうよね?
俺、間違ってないよね?
「……ごめんなさい。ムラムラします」
「ふーん。じゃ、今日もしようぜ?」
「何を?」
「何ってセックスに決まってんじゃん」
今の流れでどうしてそうなったのか全然理解できなかった。
ただ分かるのは期待してしまう情けない俺の心情だけだ。