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俺だけの女の子。
第7章 図書館で秘密の情事
「バレないように濃いめにしたの。ほら行くわよ」

澤田と馨が先を歩き、俺は2、3歩下がった。
こうして二人を見比べても見劣りしないほど馨は可愛くなった。
明らかに二人に送られる値踏みするような視線と俺を羨む視線。
何だか別人と歩いてるみたいだ。

「着いたわよ。何、ボーッとしてんの?言っとくけど高橋は顔見られてるんだから見つからないように隠れてなさいよ?あとできれば馨もね。高橋といるところ見られたら後がやりにくいから」

生き生きした様子で指示を出す澤田。
一ヶ月ごとに違う彼氏の話を聞いてるから男に依存してるのかと思いきや、以外と将来は女社長にでもなるかもしれない。

様子を見ながら図書館に入ると、澤田に手招きされた。
大きな6人がけのテーブルに高梨が座っているのが見える。

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