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月の女神君
第1章 僕は女神様?
水の中だと思っていたけど、普通に外だった。
その事を証明するかのように、宙に浮かぶ湖。
その湖に続く石段は、水色の宝石でできていて……、その石も宙に浮いていた。

「さぁ、女神よ。湖の中を覗いてごらんなさい」
「覗くだけでいいんですか?」
「ええ、きっといい物が見られますよ」

湖の中を覗くくらいなら、別にいいかな?
そんな、軽い気持ちで僕は宝石でできた石段を駆け上がった。

階段を上ると、宝石に水の波紋みたいなものが浮かび上がった事で、この石段も全て水でできていたんだと理解する。
手で直接触っても、水の波紋はでるけど本物の水みたいに触る事はできなくて。
なんか、不思議な国にきちゃったんだと実感する。

……湖は、どんな風になっているんだろう?
そんな疑問から僕は足早に水の石段をかけ上がり、湖にたどり着いた。
そうして……、ドキドキしながら湖の中を覗くと……。

目の前には、黒い肌に白い髪の女の子が居た。
その女の子の周り一面に赤いトランペットのような花が咲き乱れている。
現実にあるエンジェルトランペットが上向きで咲いていて、それでもって一本づつ咲いている感じと説明したらわかるかな?

「あの、この湖は何ですか?」
「貴方の役割を示す湖です。何が見えましたか?」
「黒い肌に白い髪の女の子と、赤いエンジェルトランペットが咲き乱されている感じですね」
「おお……! すぐに行きますので、お待ち下さい!」

ハイリンヒさんは目を輝かせて石段を上がってきた。
まぁ、目を輝かせる気持ちもわからなくはない。

だって、女の子は凄い可愛くてかなり僕好みだから。
おっぱいは大きくて、目も子リスのようにくりくりしてて。
太もももむっちりしてて……、僕の顔を見て笑う笑顔は、この世に生ける天使って感じ。
僕が湖の中に手を入れると、女の子もとんでもなく可愛い笑顔で手を伸ばしてくれる。
ああ、こんなに可愛い子が彼女だったらなぁ。

「この可愛い子は?」
「これは太陽の女神……、いわゆる貴方の姉君ですね」
「姉……? 僕にお姉ちゃんなんて居ないけど」
「魂の姉ですよ」

魂の姉?
よくわかんないけど、結構重要そうな人だという事はわかった。
この人に会えたら、僕は元の世界に戻れる手がかりを見つけられるのかな?
その為には、この人を知ってそうなハイリンヒさんと離れる訳にはいかない。
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