この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
月の女神君
第1章 僕は女神様?

帰る手がかりを見つけるまで、絶対に僕が男だってバレちゃいけない。
現に、うっとりとして表情で僕を抱き寄せているハイリンヒさん。
僕が男と知らないから、こういう行動に出るんだ……。
「あ、あの……、少し近すぎじゃありませんか?」
「美しい貴方をもっと近くで見ていたんだ」
蜂蜜たっぷりのホットケーキ以上に甘い言葉に、少し苦笑してくる。
普通の女の子なら喜んだ所なんだろうけど……、生憎僕は男だ。
このまま止めてと言い続けても、たぶんハイリンヒさんは止めてくれない。
そして、僕が男だとバレてハイリンヒさんがつけている剣の餌食になるのも時間の問題。
ここは、気を逸らすのが一番。
「ハ、ハイリンヒさん……」
「シェラとお呼びください、愛しい我が女神よ」
「え、えぇと……じゃあシェラさん……」
「さんはいりません、麗しき我が女神よ」
「え、えぇとシェ、シェラ……」
僕が、名前を呼ぶとハイリンヒさん……じゃなくてシェラは凄く嬉しそうに目を細めて……。
その顔を見るだけで、僕の良心がかたり痛む。
「あ、あのシェラ。その……」
「はい、どうなさいましたか?」
「僕、異世界から来たって言ったよね」
「そういえば……、そうおっしゃってましたね」
「ここの世界の事を知らないんだ。詳しく教えてほしいな、なんて……」
「ああ、それでしたら庭の薔薇園でご説明します」
そう言われ、僕はシェラにエスコートという名のセクハラをうけながら薔薇園へと案内された。
さっきから、腰に回された手が非常に気になる。
こういう時って、腰じゃなくても肩で十分じゃないのかなって思うんだけど。
ちょこちょことお尻を触られて殴りたくなる衝動をこらえつつ、僕は必死に耐えて耐えて薔薇園を目指す。
それにしても、何でここまでエロ爺みたいな性格して……。
ここまで顔がよければモテるから、こんなエロ爺みたいな事しなくてもヤりたい放題だと思うんだけど……。
「あ、あの……シェラ」
「どうなさいました? 麗しき女神よ」
「さ、さっきからなんで僕のお尻をずっと触ってるのかな……?」
もう駄目、我慢の限界。
男から尻を触られて嬉しい男なんて、この世に居るんだろうか?
僕が知る限りでは居ないと思うけど……、まぁそこは世界は広い。
だから、嬉しいと思う物好きも居るのかもしれないけどさ。
現に、うっとりとして表情で僕を抱き寄せているハイリンヒさん。
僕が男と知らないから、こういう行動に出るんだ……。
「あ、あの……、少し近すぎじゃありませんか?」
「美しい貴方をもっと近くで見ていたんだ」
蜂蜜たっぷりのホットケーキ以上に甘い言葉に、少し苦笑してくる。
普通の女の子なら喜んだ所なんだろうけど……、生憎僕は男だ。
このまま止めてと言い続けても、たぶんハイリンヒさんは止めてくれない。
そして、僕が男だとバレてハイリンヒさんがつけている剣の餌食になるのも時間の問題。
ここは、気を逸らすのが一番。
「ハ、ハイリンヒさん……」
「シェラとお呼びください、愛しい我が女神よ」
「え、えぇと……じゃあシェラさん……」
「さんはいりません、麗しき我が女神よ」
「え、えぇとシェ、シェラ……」
僕が、名前を呼ぶとハイリンヒさん……じゃなくてシェラは凄く嬉しそうに目を細めて……。
その顔を見るだけで、僕の良心がかたり痛む。
「あ、あのシェラ。その……」
「はい、どうなさいましたか?」
「僕、異世界から来たって言ったよね」
「そういえば……、そうおっしゃってましたね」
「ここの世界の事を知らないんだ。詳しく教えてほしいな、なんて……」
「ああ、それでしたら庭の薔薇園でご説明します」
そう言われ、僕はシェラにエスコートという名のセクハラをうけながら薔薇園へと案内された。
さっきから、腰に回された手が非常に気になる。
こういう時って、腰じゃなくても肩で十分じゃないのかなって思うんだけど。
ちょこちょことお尻を触られて殴りたくなる衝動をこらえつつ、僕は必死に耐えて耐えて薔薇園を目指す。
それにしても、何でここまでエロ爺みたいな性格して……。
ここまで顔がよければモテるから、こんなエロ爺みたいな事しなくてもヤりたい放題だと思うんだけど……。
「あ、あの……シェラ」
「どうなさいました? 麗しき女神よ」
「さ、さっきからなんで僕のお尻をずっと触ってるのかな……?」
もう駄目、我慢の限界。
男から尻を触られて嬉しい男なんて、この世に居るんだろうか?
僕が知る限りでは居ないと思うけど……、まぁそこは世界は広い。
だから、嬉しいと思う物好きも居るのかもしれないけどさ。

