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秘密の香り
第11章 秘密の香り
車は旅館の前へと辿り着いた



「旅館ですか…?」


「そうだよ」




車を降り
状況が飲み込めないまま
圭吾さんに続いて歩く


旅館って…
普通は泊まり…


煌びやかなロビーを通り
案内された離れのお部屋


落ち着いた雰囲気のある和室からは
美しい庭園が見える



「ここの紅葉は最高なんだ、いつか見せたいよ」



窓辺に立つ私を
優しく抱きしめながら
そう言った



私たちにそのいつかは
あるのだろうか…



「なんか…あった?」


何も言えずに外を眺める


「今日は元気ない顔してる…」
耳に触れるくちびるが熱い



「いえ…驚いてしまって…」


「ちゃんと夕方には送るから、安心して…」



ちゅ…



耳から首へとくちびるが落とされる



「温泉…入ろうか…」



私は頷き
部屋の外にある露天風呂を見つめた



「一緒に…ですか…」


「だめ…?」



返事を待たずに
私の手を引く圭吾さん



「あの…先に入っててください…」


「ちゃんと来てくれる…?」


「はい…」


「じゃあ…先に入ってるね」


頭をぽんと撫でられた。




















































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