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秘密の香り
第11章 秘密の香り
気が遠くなるような甘い愛撫に酔いしれていた


大好きな秘密の行為に溺れ
呆気なく絶頂を迎える…


「今日はこれでおしまい…」


優しくかけられた言葉に
疼いている身体は悲鳴をあげた…



「美味しいランチを食べよう…」



私から離れ身を起こす圭吾さん…



その後ろ姿にそっと触れる




背中はまだ熱を帯びていた…





洋服に着替え
庭園が見える椅子に座った



圭吾さんが淹れてくれたお茶を飲んでいると
お部屋に料理が運ばれてきた


上品な懐石料理に目を奪われ驚いていると
圭吾さんに笑われてしまった



「いただきます…」



静かな食事だった



時折、美味しいと微笑み見つめ合う



優雅な気分で味わいながら
幸せを感じた



デザートには
美しいティラミスが登場した



きっと頼んでくれたのだろう



メリークリスマスと書かれたプレートに
大好きなティラミス…



「ありがとうございます…」


「どういたしまして」


眩しいほどの笑顔だった…。



















































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