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第3章 秘密の恋

店内は既にたくさんの人

華やかで赤を基調としていて
スペインの雰囲気を醸し出していた


沙穂にオーナーの
角谷 瞬さんを紹介される

「今日はたくさん食べて飲んで行ってね！」

人懐っこい笑顔

みんなに瞬ちゃんと慕われるのが
分かる気がした

お祝いの今日は
立食パーティーのようで

店内の中心にテーブルがあり
料理が並ぶ

壁際にソファや椅子が並んでいた


アルコールがあまり飲めない私は
烏龍茶の入るグラスを手に持ち

喉を潤した

「今日は突然ごめんね、こういうの桃香苦手じゃない？」

「ううん、大丈夫だよ。夜の外出は久々だから楽しい、誘ってくれてありがとね！」


近況報告をしながら、美味しい料理を楽しんだ


「ほんと、すごい人だね！」
そう言って店内を見渡すふりをして

あの人を探した…


どこだろう…


あ、いた…


楽しそうに笑い会話している


話したいな…
でも話し掛ける勇気がない…