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秘密の香り
第15章 秘密の毒
美味しいパスタを食べ
食後にデザートをオーダーした


空腹は満たされたが
現実は変わらない…


圭吾さん…


「沙穂…」


沙穂は黙って
私の次の言葉を待ってくれた



「圭吾さんとね…何度か偶然会って…」



今までのことを正直に話した…



「圭吾さんと…一緒になりたいって…思ってるの…」



沙穂は何も言わなかった



運ばれてきたデザートを
お互い無言で食べる



「ごめんね…こんな話…」



「正直…驚いてる…桃香が不倫なんて…」




不倫




純愛のつもりの関係は
側から見たら不倫なのだ…



「ごめんね…でも…私は…圭吾さんとは別れたほうがいいと思う…」



恋愛に自由奔放な沙穂



私はどこかで圭吾さんとの関係を
応援してもらえるような…
そんな気でいた


「ちゃんと…考えなね…」


「うん…」



冷めきった紅茶を飲み干して
私たちはカフェを出た



「また落ち着いたら…連絡するね」


「うん…色々厳しいこと言ってごめんね…」



沙穂にぎゅーっと抱きしめられた



笑顔で手を振り
沙穂に背を向け歩き始めると


涙が頬を伝い…

悲しくて
寂しくて
圭吾さんを想った…。













































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