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秘密の香り
第16章 秘密の重み
土曜日の午前中

敦とお義母さんを駅まで見送り
私は足早に帰宅し

久々にひとりのリビングで
ソファに寝そべり
開放感に満たされた


圭吾さんとの約束は夜


それまでどうしようかな


着ていく洋服を考えよう…


クローゼットを開けてワンピースを手に取る


圭吾さんはどんか服装が好きなんだろう?
好みが知りたいな…


美香さんは私とは正反対だよね


整った美しい顔立ちで
美人という表現がふさわしい

華やかで身長が高くて

考えれば考えるほど
自信をなくしていく

ベッドの上に
いくつかワンピースを並べた

どれもパッとしない


決まらないまま
洗面所へ行き
鏡を見る

髪、巻こうかな…

そうしよう

いつもと違う雰囲気にしたいな

出掛ける前に巻き髪にしよう

寝室に戻り
ドレッサーから赤いネイルポリッシュを手にした
床に座りペディキュアを塗る

赤なんて久々

買ってから
派手すぎる気がして
一度しか塗っていない

手は
何色にしようかな

薄いピンクベージュにした

好きな人を想って
お洒落をする

とても満たされる時間…


ネイルが乾くまでの時間
大の字になって床に寝転んだ

冷たいな、

背中がひんやりする


お義母さんたちは…
どんな話し合いをするのだろうか


私は…


敦にどう伝えたらいいのだろう



気が重い



どうしたら傷つけないかな…



考えても考えても
答えはでなかった


































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