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仔猫と狼
第16章 こぼれ落ちる















タクシーの中で何も言わず、ひたすら外を見続ける片岡を俺は眺めていた。















こいつの目に映る世界はきっと純粋で…、嘘のない純白な世界なんだろう…。












その綺麗な瞳に俺が入れたらいいのに…。











そんなことを考えていたら、すでに病院の近くまできていた。















タクシーを入り口前に止めてもらって、タクシー代を払おうとする片岡を無理やり先に行かせた。













代金を払おうと財布を開くとタクシーの運転手に話しかけられた。

















「にいちゃん、大丈夫かい?」











「は…?」












かけられた言葉はあまりにも意外なもので、間抜けな声が出てしまった。















「な…、何がですか?」











俺は同様が見えぬように持ち前の演技でにこやかに返事を返す。









「長年、こういう仕事をしていると客の空気感でわかるんだよ。」











「…。」












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