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仔猫と狼
第16章 こぼれ落ちる












「片岡…。」














タクシー代を払ってくれている鳥居さんが来る前に、捨てられる覚悟を固めておこうとおもったのに、それは叶わなかった。












固まりかけた覚悟は鳥居さんの声を聞いただけでいとも簡単に崩れ去った。












口を開いたら泣きそうで何も言えずに顔を上げた。
















短い間に鳥居さんのそばにいれた、それだけで満足しなきゃいけなかったのに…。














こんなにも溢れてしまったのだろう。













いつの間にか、敬愛だったはずの感情が、私なんてなんでもよかったはずが…。













どうしてこんなにもわがままを我慢できないほどになってしまったのだろう。















そっと隣に座る鳥居さんのその動き一つ一つが自分だけのものであってほしいなんて…。
















最低だ。















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