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仔猫と狼
第4章 踏み出す一歩


鍵の開く音がした。



「開いた…。ふぅ…。」



ゆっくりと扉を開けると、中から微かに声を聞こえた。



「…鳥居さん?」




もしかして、起きたのかな?









入っちゃっていいのかな…







ん〜




二度寝されても困るし…





「し…失礼しま〜す…。」








玄関に入り、扉を閉めると奥の部屋からゴソゴソと微かに音がする。



「鳥居…さん…?」





『あっ…。』







「…え?」





女の人声が聞こえた。






コツ



足になにかがぶつかる。




それは、女性物のヒールだった…。





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