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いつも、その笑顔で
第3章 新しい恋人
「藍さんて………お嬢様で、お金持ちで綺麗で…はぁ………」
「そんなことないわよ。こんなだから誰も近づいて来なかった。みんな…お金目的って、すぐにわかるから。」
「私たちは!!違いますから!!」
「わかってるわよ。」
「ありがとう藍さん。」
「俊介は、イジメられてる私をいつも助けてくれた。だから俊介とは、仲良しなの。テニスも俊介が教えてくれたのよ。」
藍の顔が優しかった
「藍さん…もしかして……」
「……だけど、俊介は美咲さんを選んだ。」
「藍さん……」
「大丈夫よ。」
「藍さん!!発散しに行きませんか?」
「え?」
奈央は、藍の手を引きタクシーに乗り込んだ
「ここ!!」
「奈央さん…どこなの、ここ。」
「ライブハウスです!!」
「え?」
「知り合いが練習してるんです。行きましょ」
藍の手を引き中に入る
ドアを開けると割れんばかりの音が貫いた
「凄い!!」
中に入る二人
藍の目に映る光景…
藍は、しばらく動けなかった